ノアの箱舟を創ろう Let us Create the Super Ocean-Floating-Structures such as the Noah's ark.

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Thursday, December 17, 2009

植草一秀の『知られざる真実』:2009年12月16日 (水)

【出展リンク】:

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-b85d.html

【出展引用リンク】:以下の通り

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植草一秀の『知られざる真実』

2009年12月16日 (水)


市民によるメディア、スポンサー監視が必要

 鳩山政権が沖縄普天間飛行場移設問題の結論先送りを決定した。現状で最善の決定を示したと評価すべきである。

米国の利害を代表する日本のマスメディアが大騒ぎして鳩山政権を攻撃しているが、日本国民は日本国民の利益を踏まえて、米国に対しても言うべきことを言う姿勢を貫く鳩山政権を支持し、鳩山政権をしっかりと支えてゆかねばならないと思われる。

米国との関係が取りざたされる読売-日本テレビ系列の鳩山政権批判は激しさを増している。うっかりすると国民もこうした悪質メディアに洗脳されかねないが、報道内容があまりに偏向していると、かえってそのいびつさが目に付きやすくなり、一般国民の警戒を誘ってしまうようにも思われる。

沖縄の普天間基地移設について、米国は老朽化した普天間の滑走路に代わる新しい滑走路を手に入れたいのだと思われる。キャンプシュワブにはもとより沿岸部にV字型滑走路を建設する計画があったことが明らかにされている。

普天間飛行場移設の機会に乗じて、もとより米国が欲しかった滑走路を日本政府負担で建設させることが検討されたのだろう。

日本サイドでは辺野古地区にV字型滑走路を海上に建設すれば、大手ゼネコンにとって巨大収益機会が生まれる。その事業者と事業者に巣食う利権政治家が結託して海上V字形滑走路建設が日米政府間で合意されたのだと考えられる。

この合意形成の最大の欠陥は沖縄の一般市民の声が反映されていない点にあった。8月30日の総選挙に際して鳩山政権与党は在日米軍の見直しを政権公約に掲げた。普天間飛行場移設については、自民党政権と米国との間の合意が存在していることを踏まえてマニフェストでは言及しなかった。

こうした背景を抱えるなかで鳩山政権が発足したが、鳩山首相は状況を慎重に見極めながら着地点を見出す努力を重ねている。自民党政権は13年の時間を空費した。13年かけても普天間移設を実現できなかったのが自民党政治の実績なのである。

自民党は辺野古への移設を決定し、海上にV字形滑走路を建設する方針を定めたが、肝心かなめの地元の賛同を十分には得ていない。海上滑走路を建設するには県知事の建設許可が必要だが、知事が建設を許可すれば県議会が知事不信任決議を可決させる可能性が高い。不信任決議が可決されれば知事は議会を解散するか失職するかしか選択肢はない。つまり、海上滑走路建設は地元の賛成を得ない限り、先に進ませることができないのだ。

もともと普天間基地機能の移設とは、ヘリコプター離着陸施設の移設問題であったはずだ。この原点を踏まえるなら、辺野古に移設するにしても、ヘリコプター離着陸施設だけを整備する計画でよいのではないかと考えられる。

美しい海岸線を破壊してV字形滑走路を建設するのではなく、小規模なヘリコプター離着陸施設だけを建設する計画が検討されるのなら、地元の理解はずっと得やすいはずである。

鳩山政権はこうした点を含めて原点に立ち返って問題を再検証、再検討しようとしている。そのために数ヵ月の時間をかけることを妨げる理由は何もない。

この問題を大声で非難するのは、日本の費用負担で2本の1300メートル滑走路を建設させて貢がせようとする米国軍とその建設事業で巨大利権を手にしようとしている勢力である可能性が高い。

テレビ朝日「スクランブル」は、コメンテーターの川村晃司氏が政権交代に伴う政府方針の変更が、必ずしも異例のものではなく、一概に非難されるべきことではないことを強調し、バランスのとれた報道を展開した。これに対して、読売テレビ「ミヤネ屋」は偏向コメンテーターだけを出演させ、偏向コメントだけを垂れ流している。

マスメディアによる偏向報道、情報操作を排除するためには一般市民がメディアコントロールを監視しなければならないと思われる。

「誰も通らない裏道」様が今回の羽毛田宮内庁長官の突出発言問題に関連する世論操作工作の可能性を指摘され、ネットからの情報発信の必要性を指摘されているが、まったく同感である。

日本の政治もメディアも、多くが「売国勢力」によって支配されてしまっている現実を認識しなければならない。

沖縄海兵隊のグアム移転に際して、なぜ1戸当たり7000万円もの住居建設を日本が負担しなければならないのか。こうした事業を実施することを喜ぶのはいったい誰なのかをよく考えなければならない。

辺野古の美しい海岸を破壊して1300メートル滑走路を2本も建設する必要が本当にあるのかどうか。沖縄の人々の意向を踏まえて結論を得ようとすることは問題解決に向けての正しいプロセスである。

日本テレビ「太田総理」

読売テレビ「ウェークアッププラス」

テレビ朝日「TVタックル」

テレビ朝日「サンデープロジェクト」

テレビ東京「週刊ニュース新書」

などの偏向番組に対する監視を強める必要がある。民主党はこれらの番組に対する議員出演を党本部でコントロールする必要もある。

 市民はこれらの番組の内容を監視し、番組出演者の属性を調査するとともに、スポンサー企業を明らかにして状況によっては不買運動提唱などを検討するべきだろう。

 中国の習近平副主席来日に際しての天皇との会見に関する問題で、突出した異常な対応を示したのは羽毛田宮内庁長官である。1ヵ月前の内規を適用することが政治性を排除するための要件であるかのように説されるが意味不明だ。

 天皇との会見を認める外国賓客を選別する部分に「政治」判断が介在するのであって、「時間」の問題ではない。読売新聞などは「国事行為」と「公的行為」の違いを強調するが、象徴天皇を定めた日本国憲法の基本精神は、天皇の国事行為と、国事行為に準ずる公的行為を、国民の意思を反映した内閣がコントロールする点にある。羽毛田宮内庁長官の言動こそ、この基本精神を逸脱するものである。

 2010年夏の参議院選挙まで、日本政治刷新を希求する国民はまったく気の抜けない状況が続く。

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【引用終わり】:以上の通り

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【私のコメント】:以下の通り


沖縄の基地の移転だけの問題ではなく、日本のこれから歩むべき道をどのように方向で、どのような針路を進み行くべき道かについて、問われているのである。


どのような道が国際的な社会の中で、日本が進みゆくべき道筋であるかが、時代的な激流の中で揉(もま)れて、もがき苦しんでいる状態である。


この状況を眺めて、劇画のように、思い込んではならない。


この経過・結果がすべてが、今後の我々の社会のあり方に関わって来るのである。


近代的な兵器・軍事技術の巨大化の結果において、既に、世界を軍事力で支配コントロールできる世界状況の時代ではなくなったのである。 


そのことは、過去において、米ソの冷戦が幕を閉じて、ソビエト連邦が再構築されて、ロシア共和国となり、ベルリンの壁の撤去の時から、世界の国家と世界の人々を巻き込んで、激しい人類の闘争と競争の世界間の隔壁がなくなり、新しい国際的な世界的な秩序を求めて、人々の国家体制や社会的な制度に対して、時代的な要請の高揚よる激流のエネルギーから生じてきたものである。


世界の人々は、このことの認識を改めてかみしめることが必要なのである。


東西間の冷戦の終結後における現代において、資本主義諸国間の熾烈な国際的な競争がくりひろげられてきたのであるが、その過程のなかにおいて、巨大な資本の支配権力と支配される国家や人々の間において、新たに、起こり、世界の至る所で、混乱と騒乱が生じるようになってきたのである。


国際社会に生じる闘争と混乱を巻き起こす要因について、なぜ、そのようなことが発生されてくるのであろうか? あるいはどのような方法で、どのようにして、そのような闘争・過度なる競争による混乱を防ぎ、解決して行くべきかについて、新しい方策・制度体系を国際的な協力で、生み出して、組み立てていかなければならない時代に到って来ているのである。


人類社会が未来に繋ぐために、このことの総合的・哲学的な方法・方策の確立が必要となっており、未来の社会に暮し住むべき人類の来るべき時世を超えて、未到なる世界から問われているのである。


そのような道を,見出すべきであり、日本の人々が、勇気を持って、世界の人々の魁(さきがけ)となって進み行くべき道程を開拓してゆくべきであろう。


新しき希望のある世界像を創らねばならない大きな変革の時代に、私達は生きているのである。


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【参考リンク1】:


http://www.the-journal.jp/contents/yoronz/2009/12/post_39.html#comments


1.日本の憲法において、国民の主権が明確にうたわれている。

2.その国民によって、正当な手続きにおいて成立した鳩山内閣に、外交に係る国事行為もその行政権限が含まれているはずである。

3.内閣行政の一府である宮内庁の行政もその内閣行政府の管轄下で、行使されてしかるべきことである。

4.宮内庁の手続きにおいて、羽毛田長官のこの度の発言は、その手続きにおいて、それを逸脱しているようである。

5.天皇の御健康をご心配されていることよりも宮内庁行政の慣例を第一としたことの論理性においても不自然である。

6.天皇制度は、戦後制定され憲法にうたわれているように、国家の国民の象徴で、大事な制度である。

7.この長官の言動は主権者である国民によって、成立している内閣府に反旗をたてたことになる。

8.前自民・公明党政権でその職位についたことの行政上の捩(ねじ)れがここに浮きでたようである。

9.慣例を逸脱し、遅れた手続きのこの度の内閣府からの強い要望においても、行政の手続き上の手順の誤りがある。行政府・宮内庁の長官の立場としてそれについていては、疑念を提示されてもおかしくはないが、その手続きとして、記者会見でその見解を表明するべきものではないとおもわれる。

10.日中の友好のために日本を訪れる要人に大変な失礼なことであった。非常に残念なことである。

11.現宮内庁府の行政の刷新をしなければ、この問題は、かたづかなくなるであろう。

12.そこで、浮かび出てくることは、天皇制度のあり方が主権者である国民から問われてくることになるであろう。




投稿者: matuoka yuuji | 2009年12月16日 22:56

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【参考リンク2】:

【ノーパンしゃぶしゃぶ「楼蘭」 顧客名簿】羽毛田信吾の名もしっかり掲載されている【論談】 一市民

http://ameblo.jp/global7ocean/entry-10412642575.html


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Monday, December 14, 2009

【昔に思いをはせる中国残留孤児と黒竜江の養母】:by 人民網日本語版

【出展引用リンク】:

http://j.people.com.cn/94473/6812565.html

現在位置: 人民網日本語版>>中日交流


 人民網日本株式会社事業案内 更新時間:11:37 Nov 13 2009


【引用始め】:以下の通り

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昔に思いをはせる中国残留孤児と黒竜江の養母




中国残留日本人孤児の訪中団のメンバー


中国残留日本人孤児の訪中団が8日から上海、ハルビン、北京を訪問して、中国人養父母や兄弟たちと再会した。11日には温家宝総理がこの訪中団と会見することになっている。


今年86歳になる沙秀清さんは、再び1945年の冬に戻ったとしても、従妹の仁義ある行為を幸いだと思うだろうという。1945年冬のある日、沙秀清さんの従妹は、弱々しい息遣いの日本人孤児を抱いて帰り、沙さん夫婦に育てるように引き渡した。「この子を引き取ったことは後悔していませんし、日本に帰らせたことも後悔していません。当時こちらの条件は悪く、日本に帰っていい生活をさせたいということだけを考えていました」


今回の「中国人民の養育の恩を感謝する訪問団」のメンバーの中には、沙秀清さんの養女もいた。この養母と養女は手がすくと手を取り合って話し、昔のことを思い出すと目には熱い涙があふれていた。


 「私が生んだ娘」 



沙秀清さん(右)と養女の洪静茹さん


牡丹江市寧安県に沙秀清さんが住んでいた1945年冬のある日、15歳の従妹が1歳ぐらいの女の子を抱いて戻って来た。そしてこの女の子は日本人だと言う。その当時、多くの日本人は広い部屋に一緒に集まり、この女の子の母親は亡くなる間際に従妹に娘を頼んだという。女の子を包んでいた布団の中には1枚の紙が入っていて、そこには1944年4月24日と女の子の誕生日が書かれていた。すでに結婚していた沙秀清さんはこの女の子を引き取り、長女として洪静茹と名づけた。


沙秀清さんは「静茹はとてもやせていて、ひどい栄養不良でした。私の家も貧しくて食べるものもない状態でしたが、義父はよく卵や牛乳を買ってきて、静茹のことを特別扱いしていました」と当時を振り返る。


1946年にハルビンに引っ越したあと沙秀清さんは3人の子供を生むが、彼女にとって洪静茹さんは自分が生んだ娘と同じだった。洪静茹さんが日本人の子供だということを知っている人はいなかったという。経済的に苦しかった洪静茹さんは中学2年で学校をやめ、道外区にあるハルビン第4百貨店で働くようになった。そして結婚し子供を生んだ。


「お母さんに会いたかった」


1972年に中日両国の政府が国交を回復した後、中国残留日本人孤児の日本での親族探しがスタートした。そして1988年11月28日に洪静茹さん一家4人も日本に帰る手続きを終えた。「家族はみんな娘の家に行き、座ったまま誰も話しませんでした。それは話し出すと泣いてしまうからです。数十年ですよ数十年...」。沙秀清さんは昔のことを思い出しては涙を流し、そばにいる洪静茹さんも同じように涙をこぼした。


洪静茹さんからが日本に行ってから、まるまる3カ月間、何の便りもなかった。沙秀清さんは非常に気を揉み、人に頼んで聞いてもらった。そしてやっとのことでハルビン市の友誼賓館で電話が通じた。娘の声を聞いた沙秀清さんは一言も言葉が出ず、涙がとめどなく流れた。洪静茹さんは電話の向こうですすり泣きながら「本当にお母さんに会いたい」と言い、少し感情が収まった洪静茹さんは、落ち着いたらまた電話すると母親を安心させた。


「あのころ電話をするのは大変でした。母は遠い場所にある他人の家に行って電話を受けなければならなかったのです。ですからそのあと5000人民元を出して電話を取り付けました」


親孝行な娘


日本での生活が落ち着くと、洪静茹さんは養父母にお金や物を送るようになった。「当時この辺りではまだ珍しかった冷蔵庫やカラーテレビ、ビデオまで買ってくれました、それに帰るたびにお金を渡してくれました」と洪静茹さんは言う。


今年になって沙秀清さんの末娘が入院した。そして大手術が必要だったが、末娘はリストラされ手術の費用はなかった。「静茹はそれを知り、手術を受け、お金のことは心配するなと言ってくれました。静茹は妹の命を助けたのです」と沙秀清さんが言うと、洪静茹さんは母親の手を握ってこう話した。「お母さんは私を育ててくれました。お母さんがいなければ今の私はいません。永遠にこの恩に報いることはできません」


「チャイナネット」 2009年11月11日


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【出展引用終わり】:以上の通り


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Saturday, December 12, 2009

伊賀の特別天然記念物 オオサンショウウオ通信   2009年 冬・創刊号  通巻第1巻第1号

伊賀の特別天然記念物

オオサンショウウオ通信

2009年 冬・創刊号 通巻第1巻第1号




通信の内容


 1 はじめに


 2 メーリングリストを開設


 3 川上ダム建設の状況報告


 4 国土交通大臣業ほかへ要望書提出


 5 事業仕分人まさのあつこさんの活躍


 6 未来遺産プロジェクトに応募


 7 COP10事務局へ出展問い合わせ


 8 産経新聞連載「Be」


 9 田口勇輝さんとのやりとり 10活動予定について


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【発行】     


  伊賀の特別天然記念物   

  オオサンショウウオを守る会

    事務局  

1 .はじめに


会員の皆さまにはお元気で御活躍のこととお慶び申し上げます。


 平素は会の活動、運営にご理解、ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。 


さる5月30日「伊賀の宝物 特別天然記念物オオサンショウウオを永遠に」という願いを込めて「Foreverオオサンショウウオシンポジウムin伊賀・青山」を開催しましたところ、全国から120名もの方々が参加され、市民の地球環境・生態系保全・生物多様性保全、そしてダム問題に対する関心の高まりを感じました。


その後、この取り組みが単なる打上げ花火に終わってはならないと、シンポ実行委員は運動継続の母体となる「オオサンショウウオを守る会」を結成しよう取り組みました。


 会を8月11日に(仮)立ち上げし、10月12日に結成総会を開催しました。


 その後、前原国土交通大臣、川端文部科学大臣、小川環境大臣、玉井文化庁長官に川上ダム建設地のオオサンショウウオ保護と川上ダム中止の要望書(後掲)を提出しました。会員は現在も増加し続けていますが、12月11日時点の会員数(正会員+賛同会員)は86名に達しました。


 しかし、結成総会での御提案により、メーリングリストを開設しましたが、多くの会員がインターネットを利用されていないため、会員の皆さま全員にあまねく会の活動の状況やさまざまな情報をお伝えすることができないため、季刊「オオサンショウウオ通信」を発行し、年4回お届けすることにしました。 


メーリングリストに参加登録いただいた会員にはリアルタイムに情報をお伝えできますが、その他の会員には年4回の「通信」のみとなり、情報格差が生まれますが、零細な市民団体ゆえの脆弱な事務局体制、資金環境に免じご海容下さいますようお願い申し上げます。 


次号には皆さまのご意見・ご提案や自己紹介記事も掲載したいと思いますので、ぜひ事務局へ投稿をお願いします。


今年も残り僅かとなりました。会員の皆さまにはお健やかに良い年をお迎えになるよう祈念致します。

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2.メーリングリストの開設について

 メーリングリストのアドレス: oosansyouuo_iga@yahoogroups.jp 


 結成総会でのご要望により、会員(正会員・賛同会員)対象のメーリングリストを開設しました。

 会員になっていただきますとインターネットご利用の方には「メーリングリストへのご招待状」をお送りしています。 招待状に記載されているメッセージに従って、単に、返信するだけで簡単に参加登録できますのでぜひご参加ください。

 会員の情報共有、会員相互の情報交換がリアルタイムにできるようになります。

 それ以外の会員もYAHOOの会員に登録すれば上記のアドレスにアクセスすることにより掲示版を見ることができます。



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3.川上ダム建設の状況報告 

川上ダム建設所が毎月発行している「川上ダム通信」の4月号で及川所長は次のように述べました。


(以下引用)


去る3月31日に、伊賀上野地域の永年の念願でありました川上ダムの建設事業について、治水、利水、河川環境の面から正式に位置づけた淀川水系河川整備計画が策定されました。


 また、4月17日には、川上ダムの建設事業を水資源開発の面から正式に位置づけた淀川水系における水資源開発基本計画の変更が閣議決定されました。


 これらの2つの法定計画により、川上ダム建設事業は国の施策として明確に位置付けられ、地元伊賀市の多くの皆さまの期待に応えるべく、新たな段階に歩みを進めることとなりました。


 従前の計画から、社会情勢の変化を踏まえた新たな川上ダム計画が位置づけられるまでに多くの時間が費やされたことになります。 


この間、先祖伝来の土地を離れ、ダムの完成を今か今かとお待ちいただいた地元の関係の皆さまには、多くのご心配をおかけし、また、多方面からご協力いただきましたことに対しまして、事業者を代表して心からお詫びを申し上げ、また、感謝を申し上げる次第であります。


 (中略)


 どうか、これから進展して参ります川上ダム建設事業につきまして、広く一般の方々からご支援をいただき、早期の供用に努めて参りたいと考えておりますので、旧来に増してのご指導・ご鞭撻をお願い致します。


 しかし、その後、8月30日の衆議員選挙により政権が自民党から民主党に交代、そして、鞆の浦景観訴訟原告勝訴、行政刷新会議の事業仕分けなど、政官業の癒着で行き詰った社会からの脱却を期待させる目まぐるしい変化がありました。 前原国土交通大臣の思い切った判断で、全国の、ダム本体未着工の直轄ダム事業は、現状から新たな段階に入らない(一時凍結)となり、川上ダムも例外ではありません。


 (独立行政法人)水資源機構川上ダム建設所は21年度予算(38億円)を年度内に消化しようと必死に仮排水路トンネンル工事や付替え道路の工事を進めています。 


事業仕分けの結果を踏まえた22年度予算編成が注目されるところですが、もはや破産状態にあるわが国が、いつまでもムダな大型公共事業の象徴であり、高級官僚の天下りシステムを支える「要らないダム」の建設を続けられるはずはない。


 新政権には公益法人の解体、地方出先機関(近畿地方整備局など)の廃止、地方分権などわが国に新たな市民中心の社会を形成するために英断を期待したいと思います。


 とは言うものの、今後、どのような展開になるか、ダム建設が進む地区の住民のみならず、多くの国民が、期待と不安がないまぜになった複雑な心境なのではないでしょうか?


 本稿では「川上ダム通信」の一部を紹介し、政権交代後の情勢変化について述べましたが、もはや私たちの会が、一出先の工事屋にすぎない川上ダム建設所(長)を相手にもの申す必要はないと言うことは明らかです。 

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 4.国土交通大臣ほかに要望書を提出 

※同趣旨の要望書を文部科学大臣、環境大臣、文化庁長官にも提出。 


「三重県におけるオオサンショウウオ保護上の喫緊の問題は、累計978個体もの生息が確認された木津川の支川前深瀬川水系(流域面積54.7km2)に建設が始まっている川上ダムです。


 いま、川上ダム建設の事業者(独立行政法人)水資源機構は、ダム本体の着工に向けて平成21年度予算38億円を年度内に消化すべく、仮排水路トンネル工事や付替道路工事を着々と進めています。 


私たちは、前原大臣に、治水に不要、利水に無用そして生態系に壊滅的被害を与える川上ダム建設事業を中止するご英断をいただきたく、つぎのことを要望します。」


要望1:国の特別天然記念物オオサンショウオ1000個体の生命を救って下さい!

要望2:COP10において、わが国が「貴重な生物オオサンショウウオを守るために川上ダムを中止した」 と発表することは、わが国が生物多様性の保全を最優先政策に位置付けていることを世界に宣言する絶好の機会です。

要望3:治水に不要、利水に無用、環境に有害な川上ダム建設を中止して下さい。 



要望4:まず、川上ダムの平成22年度概算要求額20億円を全額カットして下さい。

要望5:淀川水系河川整備方針並びに同河川整備計画を全面的に改訂して下さい。


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5.事業仕分け人まさのあつこさん(ジャーナリスト)の活躍


11月11日には行政刷新会議の事業仕分けが始まり、シンポジウムに参加者された政野淳子(まさのあつこ・ジャーナリスト)さんが「民間仕分け人」に就任され、「川上ダムのオオサンショウウオ保全」について審議の過程で国交省や環境省の官僚と激論を闘わしました。


国土交通省の概算要求に関する審議では「河川環境の復元、再生のプロジェクトの審議で復元、再生の前に、破壊を止めることが最大のコスト削減。そういう観点で開発部局と河川環境課が、議論したことはあるのかと国土交通省に質問。そして[川上ダム]、サンルダム、設楽ダムのオオサンショウウオ、カワシンジュガイ、ネコギギを引き合いに出しました。」


環境省の概算要求に関する審議では「生物多様性」と付くコマで、[川上ダムのオオサンショウウオ]について2回シャウトしました。


生物多様性のモニタリング調査費の要求に対して、すでにあるREDデータブックすら活用していない、情けない「種の保存法」しかなない、いくら調査してもムダだ、種の保存法の改正に踏み込まなければダメだ、大阪府と大阪市が水を融通しあえば不要になる[川上ダム]で、オオサンショウウオの生息地を沈めてしまうぐらいの法律しかないのでは、調査ばかりやってもムダだ。種の保存法の改正が先だ。本気でそう思ったので調査費に「廃止」とつけました。」

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6.日本ユネスコ協会連合会の“未来遺産


プロジェクト”に応募

三重大学人文学部教授朴恵淑さんから、(財)日本ユネスコ協会連合会の“未来遺産プロジェクト”事業の情報提供をいただきました。


“世界遺産“でなくても”未来遺産“に登録され、加えて助成金の交付が受けられれば今後の運動展開の一助となると考え、同プロジェクトに申請しました。


全国の自然保護団体やまちづくり市民団体から応募があるため合格するかどうか分かりませんが、チャレンジしました。


(以下は、申請内容の一部)


「現在、この地域における緊急かつ重要な問題は、累計978個体ものオオサンショウウオの生息が確認された木津川の支川前深瀬川水系(流域面積約60km2)に建設されようとしている川上ダムです。


ダム事業者は、「ダム湛水域に生息する約200個体を湛水域上流域に移転させても生存に影響は少ない」として年内にも移転を開始しようとしています。


しかし移転地である上流域にも多くのオオサンショウウオ個体群が生息しており、そこに下流で生息していた多数のオオサンショウウオを投入すれば、餌や巣穴の奪い合い、大きく強い個体による小さく弱い個体の共食いなどの闘争が起こり、やがて先住者、移住者ともに個体数の減少を招き、ひいては絶滅に向けて突き進むことになります。


私たちは、3億年の悠久の生命の連鎖が断ち切られるのを座視できません。文化庁、三重県、伊賀市が文化財保護行政機関としてオオサンショウウオとその生息環境まるごとの保護に万全を期して取り組まれるよう期待し、応援したい。」

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7.COP10事務局へ出展の問い合わせ

11月9日生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会事務局に関連の行事等、特に来年5月の「国際生物多様性の日」・開催半年前記念行事、及びCOP10開催期間中に、会場でブース展示を行い、発表・交流を図ので、それらの募集・参加申込・支援/協力などについての情報、資料、参加申込書などをご提供下さいと連絡しました。


同事務局から次のような返信がありました。


「ブース出展のお申し出をいただき誠にありがとうございます。


COP10が開催される名古屋国際会議場につきましては、会議の主催者である生物多様性条約事務局(国連)の管理となりますが、当支援実行委員会では、以下の2会場において、NGO/NPO、企業等からの発表・交流の機会を設けます。」


(・白鳥地区、愛・地球博記念公園会場)

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.産経新聞伊賀版 連載記事「Be」

伊賀のたからもの・特別天然記念物オオサンショウウオ」

オオサンショウウオ(学名:Andrias japonicus)は、日本だけに見られる種で、岐阜県以西の河川に生息する世界最大(全長1.7mが国内最大)の両生類です。


他に中国種、アメリカ種がいます。約3億年前に現われ、約3千万年前から形態がほとんど変化していないので“生きた化石”と呼ばれています。わが国では、昭和27年に「天然記念物のうち国家的に、世界的に価値が高いもの」として“特別天然記念物”に指定されました。


「生態系保全の象徴」オオサンショウウオが生息する川は、瀬や淵など複雑な流れをもち、水温25℃以下、流速、水深、底質など変化に富んでいます。川底や岸辺には体を潜ませる隙間や穴が多く、餌となる魚、カニ、カエルなどの動物が豊富です。


三重県での自然分布域は、木津川上流の伊賀地域です。この地域は、1960年代から開発が進み、河川改修などによって、巣穴の減少、ダムや堰堤などによる移動障碍、生活排水による河川の汚濁など、生息環境は悪化の一途を辿っています。


そして、喫緊の問題は、累計978個体もの生息が確認された木津川の支川前深瀬川水系(流域面積約60km2)に建設している川上ダムです。


ダム事業者は、ダム湛水域に生息する約200個体を「上流域に移転させても生存に影響は少ない」として移転を開始しようとしています。


しかし移転地にも多くの個体群が生息し、そこに下流で生息していた多数の個体を投入すれば、餌や巣穴の奪い合い、大きく強い個体による小さく弱い個体の共食いなどの闘争が起こり、やがて先住者、移住者ともに減少し、絶滅に向けて突き進むという研究者の発表があります。


せいぜい500万年ほどの人間の所為によって3億年の生命の連鎖が断ち切られようとしている。


これほど多くの個体が生息する前深瀬川で地域住民や国が保護・保全できなければ、一体全国のどこで誰が特別天然記念物の生物を守れるのでしょうか。


来年10月に名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議 (COP10)が開催されます。


この会議に政府は「2050年までに生物多様性の損失を止め、現状以上に豊かにする」という中長期の国際目標と2020年までの「生態系を保全する面積の拡大」など9つの短期目標と17の指標を提案しようとしています。


まさに日本の生物多様性国家戦略の真価が川上ダムの予定地で問われています。

                 伊賀の特別天然記念物オオサンショウウオを守る会 川上 聰)


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6月22日(独)川上ダム建設所が、淀川水系流域委員会の木津川上流視察の際に説明に使った看板


【写真】:(省略)


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深瀬川と川上川での確認個体(調査期間13年間の累計):


<ダム堤体上流>


・ダム湛水域:118(前)+70(川)=188個体


・湛水域上流の前深瀬川:334個体


・湛水域上流の川上川:369個体


<ダム堤体下流 木津川含む>87個体


合計:978個体 

※ある研究者は、実際は調査で確認された数の十倍は生息しているだろうと述べた。


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この小さな水系に、なぜこのように多くのオオサンショウウオが生息し続けられたのか、生息することができるのか、まだ、何も解かっていない。


人智の及ばざるところなのではないか?

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【コラム】


【シーボルトのオオサンショウウオ】 


 【江戸時代シーボルトがオランダに持ち帰った鈴鹿産のオオサンショウウオ(2個体)】



10月12日の結成総会で藤田 諦(あきら)さん(元亀山市立関中学校校長)が「シーボルトのオオサンショウウオ」の写真などを掲示して下さいました。


その写真の標本は、江戸時代シーボルトがオランダに持ち帰った鈴鹿産のオオサンショウウオ(2個体)のものだそうです。以前、藤田さんがオランダに駐在していた知人の商社マンに依頼して、当時改装中で混乱していたライデン国立民族学博物館で苦労して見つけてもらったのだそうです。


このことを「Foreverオオサンショウウオシンポジウムin伊賀・青山」に講師として招いたNPO法人日本ハンザキ研究所所長の栃本武良さんにメールでお知らせしたところ、早速「シーボルトのオオサンショウウオ」というレポートを掲載した「姫路市立水族館だより~やまのうえのさかなたち№37」をお送り下さいました。早速藤田さんにもコピーを送りました。


藤田さんの掲示資料の写真と山口隆男先生撮影のレポート所載のものとは多分同じ個体だと思われますが、前者は大小の2個体が写っており、全長の大きい個体は、正確ではありませんが優に70~80㎝位はあろうかと思われます。


1個体ずつ映った山口先生の写真もラベルの相違から2個体と思われますが、標本に添えられたスケールからはどちらもそう変わらない全長のように見えます。


以下は余談ですが、全国水環境交流会の理事を務める私は事業の一環としてオランダの環境保全団体(Het Groninger Landschap)と交流があり、2005年に渡蘭したことがあります。次回オランダを訪れる折にはシーボルトの著書「江戸参府紀行」や、亀山市、鈴鹿川、ニホンオオサンショウウオの資料などを持参し、ライデン民族学博物館を訪ねて交流したいと思います。(川上)

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書籍紹介コーナー

「どうしてもダムなんですか?

  ~淀川流域委員会奮闘記」

  http://www.tsutaya.co.jp/works/40862978.html

                        (岩波書店 11月25日発売1700円)

 平成13年2月から三期8年間にわたり、河川行政を改革しようと奮闘した淀川水系流域委員会を傍聴・取材してきた古谷桂信氏(フォトジャーナリスト)のルポルタージュ。

改正河川法の精神にのっとり、河川整備計画の策定に学識経験者や流域住民の意見を反映させるために国が設置した「淀川水系流域委員会」。

 ここに本気で川を再生したいと願う、個性あふれる人々が集い、8年間700回にわたり真剣な議論を繰り広げた。

「徹底した情報公開と住民参加」という原則を貫いたこの委員会は、これまで国が諮問した委員会とは全く別物で「国がここまでやるか!」と社会の注目を集めた。そして、委員会は「原則としてダムはつくらない」と提言し、社会は瞳目した。

国は激怒し、委員会VS国交省官僚のバトルが始まった。流域委員会を潰そうとさまざまに画策を巡らす国交省の官僚たち。そして裏で実験を握る天下りOBの暗躍。

「住民の命を守るため流域全体で洪水を受け止める[流域治水]の考え方か、それとも、何がなんでもダム建設なのか?」。そして、流域環境を回復させる川づくりのあり方とは・・・

「淀川水系流域委員会」の取り組みを辿ることは、日本の河川行政の現状と問題点を浮き彫りにする。

現場から民主主義の躍動を伝える迫真のルポルタージュ。


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9.田口勇輝さんとのやりとり

産経新聞伊賀版に私が執筆した「伊賀のたからもの」という記事(10月22日掲載)を会員の田口勇輝さんにお送りしましたところ、早速、専門家としてのお立場からのご質問や見解をいただきました

<川上→田口さん>サンケイ新聞伊賀版記事をお送りします。間違っていたらアドバイスください。 

  
<田口さん→川上>
ケイ新聞伊賀版の記事を拝見いたしました。いろいろなメディアへのご発信、ご苦労様です。文章の大きな流れとしては問題ないと思いますが、僭越ではございますが、少し気になったところを以下に書かせていただきます。

・「全長1.7mが国内最大」 → この記録の出典はどちらでしょうか。私の把握しているところでは、桑原2004※1による、全長150.5cmというのが日本記録となっております。

※1 桑原一司 (2004) 日本一大きいオオサンショウウオのなぞ.(松井輝明・池田明子 編)pp216-218,広島県の不思議辞典.新人物往来社,東京)

・「水温25度以下」 → 姫路城や皇居の堀からもオオサンショウウオの発見例があり、それらの場所では25度を超えるところもあると思いますので、「水温が比較的低く」という表現のほうがいいかもしれません。

・「先住者、移住者ともに減少し、絶滅に向けて突き進む」 → 移住先では、移住した大きな個体が、先住する小さな個体を食べる可能性はあると思います。しかし、両方が減少して絶滅に向けて突き進む、という論理はよく分かりませんでした。


<川上→田口さん>
・「全長1.7mが国内最大」については、いずれもさる5月30日の「Foreverオオサンショウウオシンポジウムin伊賀・青山」終了後の懇親会で栃本先生から伺い、「人間の身長と同じぐらいですね」と相槌を打った記憶が残っています。

・「水温25度以下」についても、栃本先生から「水温25度を超えると生きられない」と伺いました。

・「先住者、移住者ともに減少し、絶滅に向けて突き進む」は、清水善吉さんのご講演の内容、および、だいぶ以前に読んだ、生物学か生態学の文献に、動物種の多くが「その生存数500個体を割り込むと急速に絶滅に向かう」と述べられていたことから記述しました。(このことについて記述した文献を探したのですが、すぐには出てきそうにありません。)

・下流のダム淡水域(前深瀬川及び川上川)に生息している約200個体を、両河川の上流域におい て一定密度で安定して生息する合計約700個体群の生息域に移転・放流するという行為は、<人為的に>巣穴、餌、異性などをめぐる闘争により安定した生存環境から一転して弱肉強食環境への変化を招き、少なくとも200+700=900の安定した生息環境を形成するとは考えにくいと思います。

この結果、うまくいっても200+700=700、そして、ダムという巨大な河川構造物によって河川  縦断方向の連続性が断たれることから、上下流の遺伝的交流が断たれることによって遺伝的劣  化が起こり、さらに減少して行く、また、餌となる魚などにも連続性遮断の影響は避けられない。

このような要因から数十年~数百年のスパンでみると絶滅への道を辿るであろうと推測されます。

<田口さん→川上>
全長と水温については、栃本先生に伺っておきます。全長については、日本のオオサンショウウオは150.5cmが文献(桑原2004)で確認できる日本最大記録ですが、チュウゴクオオサンショウウオはさらに大きく(2m近くに?)なるようです(Squire 2007※2)。

※2 Chinese Giant Salamander: The World's Biggest Amphibian (Supersized!) by Ann O. Squire

(→栃本先生に伺いましたところ、やはり150.5cmがきちんと証拠のある日本最大の個体ということでした。また、水温については、きちっとした調査はなされていないので、「一般的に~と言われている」という表現にしたほうが良いとのことです。)

「その生存数500個体を割り込むと急速に絶滅に向かう」というのは、保全生物学(保全生態学)の教科書に出てくる内容ですね。

例えば、プリマック・小堀(2008)「保全生物学のすすめ」

※3 や 

※ ・矢原(1996)保全生態学入門

※4 などがその教科書としてあげられます。

ただ、この500個体というのもあくまで概算値ですので、それぞれ異なった生態をもっている種ごとにその値は変わってくるので総合的な評価が必要です。

※3 リチャード B プリマック・小堀洋美 (2008) 保全生物学のすすめ 生物多様性のためのニューサイエンス 改訂版.文一総合出版,東京

※4 鷲谷いづみ・矢原徹一 (1996) 保全生態学入門 遺伝子から景観まで.文一総合出版,東京

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総会のときに発言させていただきましたが、個体を移動させることによる悪影響は程度の差こそあれ、確実にあると思います。

ただし、生物の保全にとって大切なことは、1か0ではなく、影響がありそうな場合に、いかにベターな選択肢を考えうるかだと考えています。

 ダムを作らないのが最も理想的ですが、どうしても作らなければならないとなったときに、より影響の少ない方法を提案することが大切です。

 (もちろん、私もダム作成には反対です。

ただ、ダムを作るときの利点・欠点、ダムを作らないときの利点・欠点を、きちんと把握できていない状態です。)


ダムで沈む水域に生息するオオサンショウウオの対処法について、すぐに考えうる選択肢は、


A)200個体を上下流へ移動させる

B)200個体を放置する

C)200個体を飼育する

くらいでしょうか。

それぞれの選択肢における考えられる結果は長くなりそうですので今回は割愛しますが、ぼくは上下流への移動を確保(分断を解消)したうえで、Bの選択肢をとるのがベターではないかと考えております。

このようなQ&Aを含めたオオサンショウウオ勉強会を開いて、メンバーの方々にオオサンショウウオのことを知っていただく機会を与えていただければと考えております。

勉強会の事前に、会の方々から様々な疑問を送っていただき、勉強会でそれにお答えさせていただくようなかたちでもいいかもしれません。

<川上→田口さん>
先日総会終了後に頂戴した「博士論文」を読ませていただいているところです。統計処理などに専 門的な方法や用語があって、素人の私には理解の及ばない箇所もあります。皆さんが田口さんの 講義を聞きたいと希望していらっしゃるので、改めて講師をお願いいたしますが、その折ご教示頂 けるとありがたいです。

<田口さん→川上>
博士論文、読みにくい文章で申し訳ございません。また勉強会の機会を与えていただけましたら、 オオサンショウウオの生態や形態、保全上の問題点などについて、研究結果や最新の報告例を  交えてお話させていただければ幸いです。

なお、私のような若輩者が差し出がましい発言をし、皆様の活動の足をひっぱることにならないようには気をつけたいと考えております。

その中で、より科学的な議論を行い、データに根ざした、外部への情報公開を行っていければ、この会の存在意義はより高まることになると思います。

 このことがオオサンショウウオをはじめ、伊賀の自然を残していくことにつながると確信している次第です。

以上、宜しくお願い申し上げます。


以上

※田口勇輝さんのプロフィール:士(地球環境学)京都大学大学院 地球環境学堂 景観生態保全論分野/研究員 兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 生態研究部門/客員研究員 当会会員


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10.活動予定について


 来年1月のいずれかの土曜日に「勉強会」を開催しようと調整中です。


 「かつて阿保地区住民はオオサンショウウオとほどよく住み分けていた。しかし、人々の暮らしを豊かに、便利にしようと努力すればするほど、両者の距離はだんだんと隔たり、やがてオオサンショウウオは邪魔者にされて行った。


 いま、なぜ昔のようにオオサンショウウオと人々は共生できないのか?


 天然記念物オオサンショウウオ保全と防災・開発を任務とする行政との狭間で奮闘した一行政OBが語る真実。


 そして、オオサンショウウオの生態研究で去年地球環境学博士になった新進気鋭の研究者が語る「不思議な生き物オオサンショウウオの生態と保全上の課題」      


 講師は坂本英彰さん(元青山町職員)と会員の田口勇輝さん(京都大学大学院地球環境学堂研究員・博士)。


 このお二人の講話をもとに、私たちは地球生活者としての大先輩であるオオサンショウウオとどのように付き合い、人類が今後1万年、10万年それ以上生存し続けるために、私たちは今、何を考え、何をしなければならないかについて意見交換したいと思います。


 また、同じ1月のいずれかの日曜日に「知恵しぼり会」を開催しようと調整中です。


テーマは・・・・


(1)なぜ川上ダム建設を中止させたいのか?


(論点整理)


(2)もし川上ダム建設が中止になったら?


跡地(予定地)の再生、活用などについて


(3)地域の未来像


(4)川上ダムを確実に中止させるために必要な今後の活動は?


などについての“知恵出し”などです。


皆さまのご参加をお待ちしています。

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伊賀の特別天然記念物オオサンショウウオを守る会


 〒518-0631


[所在地] 三重県名張市桔梗が丘南1-3-40川上方


TEL: 0595-65-5785


[携帯電話] : 090-2115-1507


【Fax】 :  0595-65-5785


 scirm@ebony.plala.or.jp

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<編集後記> 


「特別天然記念物オオサンショウウオを守るために、一旦造りかけたダムを中止する!」。



これからの日本はそういうことが当たり前にできる国に“CHANGE”してほしいと切に願っています。そうでなければ、「生物多様性国家戦略」なんて偉そうに口にする資格はありません。


名古屋のCOP10も何の意味もないものになってしまうではありませんか。


一旦、種が絶滅に向かい、少数残存の状態になった生物を増殖させるために、どれだけの努力、時間、費用を必要とするかは、トキ(佐渡)やコウノトリ(豊岡)の例を見れば明らかです。


何とかオオサンショウウオがこれらの二の舞にならぬようにしたいものです。


地球は人間のためだけにあるんじゃないんだ!(SANCHAN-IGA)



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【参考リンク1】: 



伊賀の特別天然記念物オオサンショウウオを守る会 結成総会・意見交換会」の開催     

http://blog.goo.ne.jp/mtomiga/e/7416d5bc53ec474315c7fcb21efd642c 

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【参考リンク2】: 伊賀・水と緑の会     http://blog.goo.ne.jp/mtomiga

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【参考リンク3】: 淀川水系流域委員会とは : 


http://www.yodoriver.org/about/toha.html


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【参考リンク4】: 田口勇輝(TAGUCHI Yuki)のオオサンショウウオの研究リンク           

E-mail: y.taguchi.jgs@gmail.com   

http://www.morikawa.ges.kyoto-u.ac.jp/students/taguchi.pdf 

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【参考リンク7】: 【シーボルト】 : Wikipedia :

http://ja.wikipedia.org/wiki/フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト


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【参考リンク8】 :【オオサンショウウオとは】:Wikipedia:



       http://ja.wikipedia.org/wiki/オオサンショウウオ

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【参考リンク9】: 【サンショウウオ目 オオサンショウウオ科 準絶滅危惧(NT)】:



     http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/2000/72-017.html   


  【同上引用】:以下の通り




和名オオサンショウウオ
学名Andrias japonicus
原記載Temminck, C. J. Fauna Japon. 3: 26
英名Japanese giant salamander
固有性日本固有種







解説




本種は現存する世界最大の両生類であり、日本固有種。自然分布は岐阜県以西の本州と四国、九州の一部のみと考えられる。中部、近畿地方では比較的大きな河川を中心に、中国、九州地方では小河川に生息していることが多い。全長はオス、メスとも600~700mm程度のものが多いが、最大1,500mmにもなる。頭部は偏平で大きく、体には多数の小さな疣を持つ。体側から四肢の後面にかけて皮膚の襞がある。鋤骨歯列は浅いハの字型。四肢は短かく後肢は5指性。尾は著しく側偏する。背面は一般に暗褐色で、不規則な黒色の斑紋を持つ。繁殖は年1回、時期は8月下旬~9月にかけて、河川の岸にできた深い横穴でなされる。オスは繁殖巣穴を掃除し、メスの集来を待つ。ここに他のオスが侵入すると闘争がおこる。しかし、メスが穴に入って産卵が行われ始めると、周辺に待機していた複数のスニーカーオスも穴に入るという。1メスの産卵数は400~500といわれる。幼生は水生の小さい節足動物を食べ、変態までに4~5年を要する。成体はサワガニ、各種淡水魚を食べ、ヘビやカワネズミを食べた例も知られる。野外では最低10年は生存が確認され、飼育下では51年生存したという記録がある。
生涯のほとんどを河川で過ごすため、各河川に生息する個体群は分断されていると思われる。また、多くの河川で、人工の堰堤が移動の障壁となっている。かつては食用とされていた。堰堤の建設、護岸工事、ダムの建設など、河川の改変により生息地が破壊されている。地域によっては移入種チュウゴクオオサンショウウオ(Andrias davidianus)と競合している恐れがある。国の特別天然記念物に指定され、岐阜、岡山、大分の一部では生息地が天然記念物に指定されている。

参考文献
1.生駒義博(編), 1973. 日本ハンザキ集覧. 津山科学教育博物館,津山市. 478pp.
2.小原二郎, 1979. オオサンショウウオ. 第2回自然環境保全基礎調査動物分布調査報告書(両生類・は虫類)全国版, pp.41-45. 日本自然保護協会,東京.
3.小原二郎, 1985. 大山椒魚. どうぶつ社, 東京. 236p.
4.大野正男, 1981. オオサンショウウオ. 第2回白然環境保全基礎調査動物分布調査報告書(両生類・は虫類)全国版(その2), pp.55-70. 日本自然保護協会,東京.
5.栃本武良, 1995. オオサンショウウオ. 日本の希少な野生水生生物に関する基礎資料(?), pp.422-428. 日本水産資源保護協会,東京.





松井正文(京都大学大学院人間・環境学研究科)

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「米エネルギー省のDARPA」、研究助成金の支給先を発表 2009年10月28日 :by WIRED VISION


【出展引用リンク】:

http://wiredvision.jp/news/200910/2009102822.html

【引用始め】:以下の通り


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「米エネルギー省のDARPA」、研究助成金の支給先を発表

2009年10月28日 :by WIRED VISION

Alexis Madrigal

ARPA-Eによる助成金支給の内訳。なお、サイトトップのグラフは1995年から2007年の、リニューアブル・エネルギー関連投資に関するもの。Wikimedia Commonsより
米エネルギー省(DOE)の先端研究プロジェクト庁(ARPA-E, Advanced Research Projects Agency-Energy)は10月26日朝(米国時間)、同組織初となる研究助成金プログラムの支給先を発表した。これは、ARPA-Eが言うとことろの「大胆かつ世界のあり方を変える可能性のある」複数のエネルギー関連研究プロジェクトに対して、総額で1億5000万ドルを超える助成金を与えるというものだ。37の企業や大学に、それぞれ50万ドルから900万ドルの資金を拠出する。
ARPA-Eは、エネルギー分野におけるDARPAのようなものだ。[DARPAは米国防総省の機関で、国防高等研究計画庁などと訳される。最先端科学技術の速やかな軍事技術への転用を目指す機関で、軍の研究開発機関とは独立しており軍や議会からの批判や抵抗を受けず、軍などの組織が投資を行わない隙間への投資を積極的に行なう。一年半から二年周期でDARPATechという一般公募を行なっている。この発想をエネルギー関連の研究にも生かすために創設されたARPA-Eについての、日本語による紹介はこちら(PDF)]
ARPA-Eは2007年にジョージ・ブッシュ前米大統領によって書類上では創設されていたが、オバマ現大統領の景気対策法案『米国再生・再投資法』(American Recovery and Reinvestment Act:ARRA)の一環として予算が承認されるまでは、実質的な資金を持たない組織だった。2009年2月にオバマ大統領が署名し成立した同法により、エネルギー省は367億ドルの予算を割り当てられた。
それ以来、エネルギー産業の観測筋は、ARPA-Eがその予算をどのように使うかに注視してきた。8月には、助成プログラムへの応募者の99%が落選通知を受け取っていた。今回助成が認められた研究機関のリストは、Wired.comが作成した『Google Spreadsheet』およびエネルギー省のサイト(PDF)で確認できる。
助成金の内訳を見ると、最も多くの金額が割かれたのはエネルギー貯蔵プロジェクトだ。次いでバイオマス・エネルギー技術、さらに風力や太陽光といったリニューアブル(持続的利用可能)なエネルギー技術という振り分けだった。石油やガスに関する分野は割り当てがもっとも少なく、1つのプロジェクトが100万ドルを受け取っただけだった。
ARPA-Eが関心を持っている様々な分野に、かなり均等に資金を割り振った格好だ。10個ある技術分野のうち、7つが1000万ドル以上を受け取った一方で、3000万ドル以上を獲得した分野は1つもない。
最も多額な助成金を受け取ったのは米Foro Energy社と米DuPont社で、それぞれ910万ドルと900万ドルを獲得した。米Foro Energy社は、ドリル先端部の摩耗をより減少させつつ、掘削作業を従来より高速で進めることができる、新しい地熱井掘削技術を開発している。またDuPont社は、海藻からブタノールを作る技術に取り組んでいる。


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【引用終わり】:以上の通り


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Friday, December 11, 2009

日中防衛相会談(概要)

【出展引用リンク】:

http://www.mod.go.jp/j/news/youjin/2009/11/27b_gaiyou.html

【引用始め】以下の通り
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本文へ | メニューへ












日中防衛相会談(概要)
11月27日(金)、北澤防衛大臣は、訪日中の梁光烈中国国防部長と約2時間にわたり日中防衛相会談を行い、両国の防衛政策、防衛交流及び地域の安全保障情勢等について意見交換を行ったところ、概要以下のとおり(会談後、共同プレス発表を発出(別添))。


1.両国の防衛政策


(1)北澤大臣より、①専守防衛、②軍事大国とならないこと、③節度ある防衛力の整備、④非核三原則、⑤文民統制の確保といった我が国の防衛政策の基本方針を述べた上で、防衛大綱の見直し、テロとの闘い、PKO、海賊対処等につき説明。


(2)梁部長より、中国は平和的発展のための防御的な国防政策を採用している旨述べ、国防費の変遷につき説明するとともに、軍事の透明性は相対的なものであり、戦略的意図の透明性が重要である旨発言。


(3)これに対して、北澤大臣より、国防白書の定期的公表を含め、中国が軍事力について対外説明の機会を徐々に増やす等によって国防の透明性の向上に向けて努力していることを評価するものの、国防費が伸び続ける中で、①具体的な装備の保有状況、②主要な装備品の調達目標・調達実績、③主要な部隊の編成や配置、④予算の詳細な内訳等が明らかでないため、より一層の透明性の向上を求める旨発言。


(4)北澤大臣より、中国の空母保有の方針につき質したところ、梁部長より、経済発展、建造のレベル、安全の要素といった諸要素を総合的に勘案した上で空母保有について決定する旨応答。


2.日中防衛交流


(1)双方は、今後とも持続的かつ安定した防衛交流を通じ、相互理解と相互信頼の一層の強化に努力し、両国の戦略的互恵関係を包括的に推進していくことで一致した。


(2)具体的には、①防衛相をはじめとするハイレベルの相互訪問を継続して実施し、防衛大臣が2010年内に訪中すること、②次官級の日中防衛当局間協議を毎年開催し、第9回防衛当局間協議を早期に東京で開催すること、③新たに防衛高級事務レベル協議及び幕僚対話を実施すること、④新たに海上における捜索・救難に関する共同訓練を実施すること、⑤人道支援・災害救援に関する共同訓練等の両国間の具体的な協力の実施に向けた意見交換を行うこと等で合意。


3.地域情勢


(1)アジア太平洋地域の安定的な安全保障環境の構築に向けた取組


(イ)北澤大臣より、鳩山政権においては長期的なビジョンとして東アジア共同体を提唱しており、開放的で透明性の高い地域協力を着実に進めることが重要である旨発言。 


(ロ)梁部長より、ASEAN地域フォーラムや東アジア首脳会議等の多国間の枠組みにおいて、地域の平和と安定に向けて持続的に建設的な役割を果たしたい旨発言。


(2)北朝鮮情勢 


(イ)北澤大臣より、北朝鮮による核実験及び弾道ミサイル開発は安保理決議に違反するのみならず、北東アジア及び国際社会の平和と安全にとって重大な脅威であり、断じて容認できない旨発言。


(ロ)梁部長より、北朝鮮の非核化及び核不拡散は中国の利益でもあり、対話を通じて平和的に問題を解決する必要があり、関係諸国による二国間及び多国間の協議の進展に期待する旨発言。


(ハ)北澤大臣より、梁部長の訪朝の概要につき質したところ、梁部長より、北朝鮮の六者会合への復帰は米朝間協議の結果次第であり、対応如何によっては北朝鮮も非核化に向けて取組む等の北朝鮮の見解を紹介。 (ハ)北澤大臣からは、六者会合の枠内で朝鮮半島の非核化を進めることが重要であり、六者会合の議長国として、諸懸案の包括的解決に向けた中国の指導力発揮を期待する旨発言。

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【参考リンク】: (別添):共同プレス発表】 :

http://www.mod.go.jp/j/news/youjin/2009/11/27b.pdf

共同プレス発表

1.梁光烈中国国防部長は、2009年3月の日本国防衛大臣と中国国防部長の会談の際に達した共通認識に基づき、北澤俊美防衛大臣の招聘により、2009年11月26日から12月1日までの間、日本を訪問している。11月27日、梁光烈国防部長は北澤防衛大臣と会談を行うとともに、鳩山由紀夫内閣総理大臣を表敬した。


2.会談において、双方は、両国の防衛政策、両国の防衛交流並びに国際及び地域の安全保障情勢等の議題について、友好的な雰囲気のもとで幅広く意見交換をし、引き続き地域と世界の平和、安定及び繁栄に積極的な貢献を行うことで一致した。また、双方は、2009年3月の日中防衛相会談後の様々なレベル・分野における両国の防衛交流の進展状況を高く評価するとともに、今後とも持続的かつ安定した防衛交流を通じ、相互理解と相互信頼の一層の強化に努力し、両国の戦略的互恵関係を包括的に推進していくことで一致した。


3.会談において、双方は、これまでに両国の首脳間及び防衛相間で達した共通認識に基づく交流を引き続き着実に実行・推進するとともに、今後の主要な交流を以下のとおり実施することで一致した。


(1)防衛相の相互訪問を継続して実施する。梁光烈国防部長の訪日に対する答礼訪問として、防衛大臣が2010年内に中国を訪問する。


(2)中国人民解放軍総参謀長、副総参謀長、各軍種司令員と各幕僚長の相互訪問を継続して実施する。陸上幕僚長が2010年内に中国を訪問し、中国側はハイレベルの軍事代表団の訪日を検討する。


(3)日中防衛当局間協議を毎年開催する。第9回防衛当局間協議を早期に東京で開催する。適当な時期に防衛高級事務レベル協議を実施する。


(4)陸上自衛隊方面隊と中国人民解放軍大軍区との間の交流を2010年内に開始する。


(5)艦艇の相互訪問を継続して実施する。海上自衛隊練習艦隊が2010年内に中国を訪問する。


6)適当な時期に海上における捜索・救難に関する共同訓練を実施するとともに、災害救援、国連平和維持活動等の非伝統的安全保障分野における経験の共有及び協力のための意見交換を実施する(人道支援・災害救援に関する共同訓練等の両国間の具体的な協力の実施に向けた意見交換を含む)。


(7)日中防衛当局間の海上連絡メカニズムを早期に確立するため、第2回共同作業グループ協議を早期に東京で開催する。


(8)幕僚対話及び各部門間の交流を実施する。


9)多国間の安全保障に関する枠組みにおける両国の協力を強化する。


4.中国側は、梁光烈国防部長の訪日期間における北澤防衛大臣をはじめとする日本側の心のこもった友好的な接遇に感謝の意を表した。


2009年11月27日、東京にて


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Thursday, December 10, 2009

NPOとは

【出展インク】:

http://ja.wikipedia.org/wiki/NPO#.E3.82.B8.E3.83.A7.E3.83.B3.E3.82.BA.E3.83.BB.E3.83.9B.E3.83.97.E3.82.AD.E3.83.B3.E3.82.B9.E5.A4.A7.E5.AD.A6.E



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Wednesday, December 9, 2009

植草一秀の『知られざる真実』 2009年11月19日 (木)

【出展引用リンク】:

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-4b49.html


2009年12月 8日 (火)

偏向解説者田崎史郎氏起用の報道ステーション

12月7日のテレビ朝日番組「報道ステーション」に偏向コメンテーターの田崎史郎氏が出演した。田崎氏は本年1月に「かんぽの宿」疑惑が表面化して以来、また、本年3月3日に民主党代表小沢一郎氏の公設第一秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されて以来、徹底して偏向民主党攻撃を続けてきた人物である。
「かんぽの宿」疑惑では、小泉竹中一家が展開するまったく筋の通らない詭弁をそのまま代弁する姿勢を貫いてきた。このような偏向コメンテーターが依然として跋扈(ばっこ)しているのがマスメディアの現状であり、鳩山政権の影響力は現段階ではまだ弱いことを痛感させられる。
小沢前代表の秘書逮捕事件では、田崎氏は無理やり小沢氏の民主党代表辞任を誘導しようとした。「かんぽの宿」疑惑では、2400億円投入した施設を109億円で売却することが問題とされたにもかかわらず、田崎氏は「109億円の価値しかなくなったものに2400億円もの資金を投入したことが問題」だと発言した。
また、かんぽの宿売却に際しては3000人の雇用維持が義務付けられており、オリックスへの売却決定は正当だとの主張を展開した。いずれも竹中平蔵氏が発言する詭弁と軌を一にするものだった。
「かんぽの宿」の固定資産税評価額は857億円であり、時価評価するなら1000億円程度と見られる物件である。日本郵政が安値売却を実現するために、無理やり簿価を引き下げる工作活動を展開したことも、各種調査によって明らかにされつつある。
簿価を無理やり引き下げる手法は、「かんぽの宿」事業収支において赤字を多額計上し、この赤字を事業収支として収益還元法をあてはめるという、意図的な簿価引き下げ工作が実施されたものであると判断される。
「かんぽの宿」は加入者に対する利益還元施設であり、「かんぽの宿」収支を通常のホテル業における収支と同列に扱うことは経済合理性を持たない。
また、雇用維持条件も正規社員620人のうちの550人について、1年限りで雇用条件を維持するというもので、3000人の雇用維持義務というのは事実無根も甚だしいものだった。
12月7日の放送では、本ブログ12月7日記事
「沖縄基地移設問題と追加経済対策に関する考察」
に記述した二つの問題が論じられた。
田崎氏は沖縄基地問題について、鳩山首相が最終的な判断を米国に提示すると言いながら、方針を示さないのはリーダーシップに欠けると発言した。追加経済対策については、麻生政権の補正予算を2.9兆円凍結しながら、今度は第2次補正予算を編成するのなら、麻生政権の補正予算をそのまま実施していれば良かったのだと述べた。
沖縄問題について鳩山首相は、「政府としての考え方を、最終的にどういう風に米国に申し上げるか決める時が来た」と述べたのである。
鳩山首相は結論を述べると発言したのではない。米国にどのように日本政府の考え方を伝えるのかを近々に決めると発言したのだ。この二つはまったく異なる。
田崎氏も日本語の文章を書く機会があるのなら、この程度の違いを把握することは必要不可欠ではないか。
例えば、日本政府の最終結論は1月の名護市長選の結果などを踏まえて、年が明けてから判断するとの考え方を米国に伝えることも、選択肢のひとつにはなり得るのだ。近く、最終結論を提示するとは一言も言っていない。
日本語を不正確に解釈して、その不正確な発言内容を前提にして批判をするのは、文章を扱う立場の人間としては失格ではないか。
景気対策についての鳩山首相批判は自民党の石破茂政調会長の発言をそのままなぞったものである。自分の意見ではなく、石破氏や竹中氏の発言をそのままなぞるところに田崎氏の本質が如実に表れている。


鳩山政権の補正予算凍結と、補正予算の再編成には大きな意味がある。
12月3日付記事
「2010年度景気抑制型当初予算を回避すべし」
に記述したように、麻生政権の補正予算には重大な欠陥があった。以下に記事の一部を転載する。
「麻生政権が編成した第2次補正予算は14兆円規模で、極めて大型の対策だったが、その支出内容は公的施設の営繕費2.8兆円や天下りの温床となる58の政府基金への4.8兆円の拠出など、官僚利権に対するお手盛り満載のものだった。
鳩山政権の対応は、貴重な国費の支出先として妥当でないもの、無駄と思われるものに大胆にメスを入れ、そのうえで国民生活を支えるための支出を適切に確保しようとするものである。
鳩山政権は2010年度予算編成に向けて「事業仕分け」を実施した。極めて短い時間での作業であったが、予算に計上される事業の15%を対象とした査定作業で1兆8000億円予算削減の道筋を確保した。短時間での予算査定であったため、きめ細かさの不足など多くの問題点をあげることができるが、鳩山政権が総選挙の際に示していた予算の無駄排除は確実な第一歩を印したと言える。」
財政支出には三つの機能がある。資源配分、所得再分配、景気安定化の三つの機能だ。
これまでの財政政策に欠落していたのは、「資源配分」の吟味だった。無駄なところに貴重な国費が大量に注がれる一方で、本当に必要なところには財政支出が配分されていなかった。
支出を精査して無駄な支出を排除し、そのうえで、本当に必要な対象に財政支出を振り向ける。鳩山政権が着手した支出凍結、事業仕分けによる無駄な支出排除とマニフェストに基く新規支出政策の実行により、初めてこの課題が実現し始めているのだ。
無駄な支出をそのまま実施することと、無駄を排除して真に必要な支出に振り向けることを同一視する判断が大きな間違いであることに、田崎氏は気付いていない。自民党の代表者の主張をそのまま代弁することが、恐らく田崎氏のミッション(使命)なのだろう。
このような偏向コメンテーターを起用し、歪んだ情報が公共の電波に乗せて垂れ流しにされたのでは、国民はたまらない。放送法の規定にも反していると言ってよいだろう。
これほどまでに日本のマスメディアが汚染され尽くされていることを、広く国民に伝えてゆかねばならないことを痛感する。
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