2009年12月11日金曜日

日中防衛相会談(概要)

【出展引用リンク】:

http://www.mod.go.jp/j/news/youjin/2009/11/27b_gaiyou.html

【引用始め】以下の通り
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日中防衛相会談(概要)
11月27日(金)、北澤防衛大臣は、訪日中の梁光烈中国国防部長と約2時間にわたり日中防衛相会談を行い、両国の防衛政策、防衛交流及び地域の安全保障情勢等について意見交換を行ったところ、概要以下のとおり(会談後、共同プレス発表を発出(別添))。


1.両国の防衛政策


(1)北澤大臣より、①専守防衛、②軍事大国とならないこと、③節度ある防衛力の整備、④非核三原則、⑤文民統制の確保といった我が国の防衛政策の基本方針を述べた上で、防衛大綱の見直し、テロとの闘い、PKO、海賊対処等につき説明。


(2)梁部長より、中国は平和的発展のための防御的な国防政策を採用している旨述べ、国防費の変遷につき説明するとともに、軍事の透明性は相対的なものであり、戦略的意図の透明性が重要である旨発言。


(3)これに対して、北澤大臣より、国防白書の定期的公表を含め、中国が軍事力について対外説明の機会を徐々に増やす等によって国防の透明性の向上に向けて努力していることを評価するものの、国防費が伸び続ける中で、①具体的な装備の保有状況、②主要な装備品の調達目標・調達実績、③主要な部隊の編成や配置、④予算の詳細な内訳等が明らかでないため、より一層の透明性の向上を求める旨発言。


(4)北澤大臣より、中国の空母保有の方針につき質したところ、梁部長より、経済発展、建造のレベル、安全の要素といった諸要素を総合的に勘案した上で空母保有について決定する旨応答。


2.日中防衛交流


(1)双方は、今後とも持続的かつ安定した防衛交流を通じ、相互理解と相互信頼の一層の強化に努力し、両国の戦略的互恵関係を包括的に推進していくことで一致した。


(2)具体的には、①防衛相をはじめとするハイレベルの相互訪問を継続して実施し、防衛大臣が2010年内に訪中すること、②次官級の日中防衛当局間協議を毎年開催し、第9回防衛当局間協議を早期に東京で開催すること、③新たに防衛高級事務レベル協議及び幕僚対話を実施すること、④新たに海上における捜索・救難に関する共同訓練を実施すること、⑤人道支援・災害救援に関する共同訓練等の両国間の具体的な協力の実施に向けた意見交換を行うこと等で合意。


3.地域情勢


(1)アジア太平洋地域の安定的な安全保障環境の構築に向けた取組


(イ)北澤大臣より、鳩山政権においては長期的なビジョンとして東アジア共同体を提唱しており、開放的で透明性の高い地域協力を着実に進めることが重要である旨発言。 


(ロ)梁部長より、ASEAN地域フォーラムや東アジア首脳会議等の多国間の枠組みにおいて、地域の平和と安定に向けて持続的に建設的な役割を果たしたい旨発言。


(2)北朝鮮情勢 


(イ)北澤大臣より、北朝鮮による核実験及び弾道ミサイル開発は安保理決議に違反するのみならず、北東アジア及び国際社会の平和と安全にとって重大な脅威であり、断じて容認できない旨発言。


(ロ)梁部長より、北朝鮮の非核化及び核不拡散は中国の利益でもあり、対話を通じて平和的に問題を解決する必要があり、関係諸国による二国間及び多国間の協議の進展に期待する旨発言。


(ハ)北澤大臣より、梁部長の訪朝の概要につき質したところ、梁部長より、北朝鮮の六者会合への復帰は米朝間協議の結果次第であり、対応如何によっては北朝鮮も非核化に向けて取組む等の北朝鮮の見解を紹介。 (ハ)北澤大臣からは、六者会合の枠内で朝鮮半島の非核化を進めることが重要であり、六者会合の議長国として、諸懸案の包括的解決に向けた中国の指導力発揮を期待する旨発言。

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【参考リンク】: (別添):共同プレス発表】 :

http://www.mod.go.jp/j/news/youjin/2009/11/27b.pdf

共同プレス発表

1.梁光烈中国国防部長は、2009年3月の日本国防衛大臣と中国国防部長の会談の際に達した共通認識に基づき、北澤俊美防衛大臣の招聘により、2009年11月26日から12月1日までの間、日本を訪問している。11月27日、梁光烈国防部長は北澤防衛大臣と会談を行うとともに、鳩山由紀夫内閣総理大臣を表敬した。


2.会談において、双方は、両国の防衛政策、両国の防衛交流並びに国際及び地域の安全保障情勢等の議題について、友好的な雰囲気のもとで幅広く意見交換をし、引き続き地域と世界の平和、安定及び繁栄に積極的な貢献を行うことで一致した。また、双方は、2009年3月の日中防衛相会談後の様々なレベル・分野における両国の防衛交流の進展状況を高く評価するとともに、今後とも持続的かつ安定した防衛交流を通じ、相互理解と相互信頼の一層の強化に努力し、両国の戦略的互恵関係を包括的に推進していくことで一致した。


3.会談において、双方は、これまでに両国の首脳間及び防衛相間で達した共通認識に基づく交流を引き続き着実に実行・推進するとともに、今後の主要な交流を以下のとおり実施することで一致した。


(1)防衛相の相互訪問を継続して実施する。梁光烈国防部長の訪日に対する答礼訪問として、防衛大臣が2010年内に中国を訪問する。


(2)中国人民解放軍総参謀長、副総参謀長、各軍種司令員と各幕僚長の相互訪問を継続して実施する。陸上幕僚長が2010年内に中国を訪問し、中国側はハイレベルの軍事代表団の訪日を検討する。


(3)日中防衛当局間協議を毎年開催する。第9回防衛当局間協議を早期に東京で開催する。適当な時期に防衛高級事務レベル協議を実施する。


(4)陸上自衛隊方面隊と中国人民解放軍大軍区との間の交流を2010年内に開始する。


(5)艦艇の相互訪問を継続して実施する。海上自衛隊練習艦隊が2010年内に中国を訪問する。


6)適当な時期に海上における捜索・救難に関する共同訓練を実施するとともに、災害救援、国連平和維持活動等の非伝統的安全保障分野における経験の共有及び協力のための意見交換を実施する(人道支援・災害救援に関する共同訓練等の両国間の具体的な協力の実施に向けた意見交換を含む)。


(7)日中防衛当局間の海上連絡メカニズムを早期に確立するため、第2回共同作業グループ協議を早期に東京で開催する。


(8)幕僚対話及び各部門間の交流を実施する。


9)多国間の安全保障に関する枠組みにおける両国の協力を強化する。


4.中国側は、梁光烈国防部長の訪日期間における北澤防衛大臣をはじめとする日本側の心のこもった友好的な接遇に感謝の意を表した。


2009年11月27日、東京にて


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