2009年11月12日木曜日

【国会議員もまた公僕だ】:天木 直人

【国会議員もまた公僕だ】:天木 直人








事業仕分けと言う名の壮大な予算劇場がはじまった。


 納税者である国民の前で予算編成が行われる事はいい。
 自民党政治家と官僚の間で決められてきた予算編成の時代と比べると革命的だ。
 それに異を唱える事は誰にもできない。
 しかし、である。
 私は昨日から始まった行政刷新会議による「仕分け作業」とやらに大いなる疑問を感じる。
 それは、こんな作業が長続きするとは思えないからだ。

 それは、こんな事で無くせる無駄はほんの一部でしかないからだ。

 それは、財務官僚と結託した三流官庁いじめのパフォーマンスに見えるからだ。
 それは、仕分け作業に招待された民間有識者とやらが、どういう基準で選ばれれ、どういう資格で予算査定に口を出せるのか不明であるからだ。

 亀井静香ではないけれど、新自由主義の外人経済コンサルタントが何の資格で予算を査定できるのか。

 しかし、このような、すでにメディアでさんざん指摘されている数々の問題点よりも、もっと重要な事がある。
 国民の血税を無駄にするなと予算査定をする国会議員こそが、まず自分たちの無駄を無くして査定すべきなのだ。

 国会議員の年金は恵まれていないか。
 国会議員の給与や諸手当は多過ぎないか。

 一日働いても1か月分の手当て230万円を平然と受け取る事に、後ろめたさはないのか。
 相続税免除のために政治資金団体を利用している事が許されていいのか。
 領収書の要らない月額100万円の通信文書交通費を、給与代わりに使ってはいないか。

 国民の税金から政党助成金をもらう事にためらいはないのか。

 政治家になってから、政治家としての研修を始める1年生議員は、歳費をもらう事を辞退すべきではないか。
 奇妙な事に国会議員の待遇に関しては与野党を問わず口を拭ってしまう。

 国会議員もまた公僕である。

 その事を忘れて偉そうに予算を査定する。
 国民の一人として、そこに最大の矛盾を感じる。 

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Posted by 天木直人
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