【ワシントン】トヨタ自動車の豊田章男社長は24日(日本時間25日)に開かれた米議会での公聴会で、「われわれは決して問題から逃げない」と言明した上で、トヨタ製車両の急加速に関連した事故について謝罪した。その上で、同社の電子スロットル制御システムの設計上の欠陥はないと「完全に確信している」と表明した。
Associated Press
米議会公聴会に出席したトヨタ自動車の豊田章男社長(24
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米議会公聴会に出席したトヨタ自動車の豊田章男社長(24日)
トヨタ自動車の創業者の孫である豊田現社長(53)は米下院監視・政府改革委員会での公聴会で、「率直に言って、当社が速過ぎるペースで成長した恐れがあると懸念している」と表明。その上で、「これが、当社が現在直面しているリコール(回収・無償修理)に関する品質問題という結果につながったのではないかと遺憾に感じている。また、トヨタ車の事故に対して心から残念に思っている」と謝罪した。
さらに、同社長は公聴会の冒頭発言で、「すべてのトヨタ車には私の名前がついている」と述べ、トヨタは同社製車両の信頼回復に向けて尽力すると続けた。
豊田社長は通訳を介し、「電子スロットル制御システムの設計に問題はないと完全に確信している」と言明した。電子系統が意図しない突然の加速に関する苦情の原因である可能性があるという米議員の間で広がっている懸念に返答した。
これに先立ち、ラフード米運輸長官は同委員会に対し、最近のリコール(回収・無償修理)の対象となっているトヨタ製車両は必要な改修が施されない限り安全ではないとの見解を示した。さらに、運輸省の関係機関は電子系統の問題がトヨタ製車両の急加速問題の原因かどうか結論付けることはできないと続けた。
同長官は下院監視・政府改革委員会での公聴会で、議員から2回にわたり、リコール対象となっているトヨタ製車両が安全かどうかについて質問された。エリジャ・カミングス下院議員(民主、メリーランド州)の質問に対し、ラフード運輸長官は「非常に率直に回答するが、こうした車両は安全ではない。われわれは安全ではないとの結論に至っている」と答えた。
その上で同長官は、米高速道路交通安全局(NHTSA)が自動車の電子系統に関する問題に関して一層綿密な調査を実施すると述べた。
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http://online.wsj.com/video/akio-toyoda-apologizes-during-testimony/DAB7F4A1-BF81-49A6-9CC6-720D10DF0140.html
PM Report: Parsing Toyoda's Testimony 2/24/2010 4:00:00 PM
WSJ's Joe White joins the News Hub to discuss Akio Toyoda's testimony before Congress in which he apologized for the accidents caused by his company's vehicles. Plus, a look at today's market rally and why Fed Chairman Ben Bernanke's comments were cheered by investors.
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