2010年2月17日水曜日

【絶滅危惧種のスイゼンジノリ保護を訴える】:毎日新聞ニュースセレクト 2010.2.15

【出展引用リンク】:

http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20100215ddm012070039000c.html

【引用以下の通り】

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ひと:岡島麻衣子さん=絶滅危惧種のスイゼンジノリ保護を訴える

 ◇岡島麻衣子(おかじま・まいこ)さん(38)

スイゼンジノリは日本固有種の藍藻(らんそう)(バクテリアの一種)。これから抽出される「サクラン」という物質が注目されている。
 分子の大きさが史上最大で極めて保水性が高い。これで肌の細胞をコーティングし皮膚を保護する効果を期待し、年内にも化粧品が登場する見込み。医薬品として皮膚治癒に関する研究が国の支援で進む。廃棄物から資源回収する際の希少金属の吸着剤としての効果も確認されている。
 4年前、微生物研究の中でスイゼンジノリに出合った。生息する黄金(こがね)川(福岡県朝倉市)を訪ね、清流にプカプカ流れる姿を目にし、その環境に魅せられ、絶滅危惧(きぐ)種に指定されていることも知った。
 かつては熊本県と周辺各地で採れたが、今や同県内では地下水でわずかに養殖されているだけ。天然ものは全長2キロほどのわき水の川である黄金川で、年間採取量は数十~100トン程度に過ぎない。黄金川の約5キロ北を流れる佐田川上流に78年に寺内ダムができたころから生産量が減少。業者、弁護士、専門家は「ダムにより黄金川の水量が減ったのが原因」とみている。現在、生育に必要な水の量と質の確保を国に要求し、更なる研究を進めている。
 「その国固有の生物について、各国が国家の財産として必死に探し、守ろうとしている。スイゼンジノリは日本オリジナルの世界に誇る貴重な微生物資源。これを守るのは国の義務です」<文・岸井雄作/写真・佐々木順一>
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■人物略歴
 熊本市出身。日本女子大修士課程修了。東工大博士。阪大を経て06年から北陸先端科学技術大学院大学研究員。
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【引用:以上の通り】
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【参考リンク】: 【スイゼンジノリ】: Wikipedia
            http://ja.wikipedia.org/wiki/スイゼンジノリ
:【抜粋:以下の通り】
 スイゼンジノリ(水前寺海苔)は九州の一部だけに自生する食用の淡水産藍藻類。茶褐色で不定形。単細胞の個体が寒天質の基質の中で群体を形成する。郡体は成長すると川底から離れて水中を漂う。甘木市の黄金川に生息する。熊本市の水前寺成趣園の池で発見され、明治5年(1872年)にオランダのスリンガー(Willem Frederik Reinier Suringar)によって世界に紹介された。「聖なる」を意味する学名の"sacrum"は彼がこの藍藻の生息環境の素晴らしさに驚嘆して命名したもの。



宝暦13年(1763年遠藤幸左衛門筑前の領地の川(現朝倉市屋永)に生育している藻に気づき「川苔」と名付け、この頃から食用とされるようになった。1781年1789年頃には、遠藤喜三衛門が乾燥して板状にする加工法を開発した。寛政5年(1792年)に商品化され、弾力があり珍味として喜ばれ「水前寺苔」、「寿泉苔」、「紫金苔」、「川茸」などの名前で、地方特産の珍味として将軍家への献上品とされていた。現在も比較的高級な日本料理の材料として使用される。
養殖が試みられているがその生育にはミネラルを含んだ貧栄養の綺麗な18~20度の水やゆるやかな流速等の条件が複合的に絡み、ゴミや木の葉等が混入すると売り物にならないなど、養殖は至難の業と言われる。
九州東海大学椛田聖孝教授の報告書によれば熊本市の上江津湖にある国指定天然記念物の「スイゼンジノリ発生地」では平成9年(1997年)以降、水質の悪化と水量の減少でスイゼンジノリはほぼ絶滅したと分析されている。復活させるには保護区内に井戸を掘り、水量を確保する必要がある。現在では甘木産のものが唯一商品として流通している。

食用 [編集]

伝統的な日本料理(会席料理茶懐石精進料理等)で使用される。板状に加工したものは水に浸けて戻し、細切りにして使う。基本的に無味無臭で、彩りと歯ごたえを楽しむ。用途は、刺身のつま吸い口和え物など。また近年では加工せずに原型のままや生のものも商品化されている。

工業利用 [編集]

スイゼンジノリの細胞外マトリックスに含まれる硫酸多糖サクラン(Sacran、種小名の sacrum に由来)は、重量比で約 6100 倍もの水を吸収する性質を持ち、保湿力を高めた化粧水などへの応用が期待されている高分子化合物である。また、サクランが陽イオンとの結合によりゲル化する性質を利用し、これを工場排水などに投入してレアメタルを回収する研究が行われている。[1]
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