2010年6月20日日曜日

【非拘束名簿式:Wikipedia 】:【要注意:重要・熟読を要する-現在(今回)の参議院選挙の仕組み】

【非拘束名簿式:Wikipedia 】:【要注意:重要・熟読を要する-現在(今回)の参議院選挙の仕組み】

【出展リンク】:

http://ja.wikipedia.org/wiki/非拘束名簿式


非拘束名簿式(ひこうそくめいぼしき)は選挙における比例代表制において比例名簿の順位を決めない方式のこと。
議席を得た政党内での当選者は、各候補者の個人名での得票数により決定される。

目次

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概要 [編集]

日本では2001年参議院議員通常選挙から採用されている。それまでの参院選比例代表は、拘束名簿式といって、有権者は政党名でのみ投票でき、当選者はあらかじめ政党が決めた順位にしたがって決まっていた。これに対し、非拘束名簿式では、有権者は政党または立候補者のいずれにも投票することができる。個人名が書かれた票は、その者が所属する政党の得票となる。名簿順位は政党があらかじめ決めることはできず、個人票の得票数に応じて順位付けされ、当選者が決定する。

利点 [編集]

拘束名簿式では、名簿順位の決定は、各政党の任意であるため、有権者はその名簿の作成に関わることができない。有権者が当選させたい者が比例名簿に登載されている場合、その者を当選させるには所属している政党名を書くしかない。しかし、その者の名簿順位が低く、当選に及ばなかった場合、有権者の意図とは異なる候補者が当選することとなってしまう。非拘束名簿式の場合、有権者が好きな候補者を自由に選べるので、名簿順位の決定に有権者が参加することができる。
比例代表制の導入により、かつての全国区制のような当選して取り過ぎて余った票(広義の死票)が少なくなるなどがある。

欠点 [編集]

この制度では、個人名で書かれた票はその所属政党の得票に反映されるため、個人への票が他者への票の横流しになるという点がある。大量得票を獲得できるタレントやたくさんの組織票がある候補者がいる政党では、その者の得票によって他の得票数の少ない候補者を助けることが可能となる。
議席はあくまでも政党単位で配分されるため、個人名でかなりの票を獲得した候補者であっても、政党全体としての得票が少なく、議席が配分されないと落選してしまうこともある。他方で、政党名での得票が多かった政党の候補者は、少ない得票でも当選することができる。個人での得票という観点から見れば、有権者の意思が反映されず、不公平であるという見方もできる。その一方で、比例区はあくまでも政党を選ぶ選挙であり、個人票の比較は意味を成さないとの意見もある。
事実上の全国区制の復活となり候補者の選挙費用の増大や全国的な知名度を持つタレント政治家の増加などを指摘する声もある。

経緯 [編集]

2000年久世公堯金融再生委員長が大手マンション会社から党費を肩代わりしてもらい、自民党比例名簿上位に登載して当選していたことが発覚。そのため、参議院選挙では比例名簿の順位を政党が決定権を持つ比例区における厳正拘束名簿式を非拘束名簿式に改正する動きが出てきた。野党は非拘束名簿式の導入は党利党略として反発。参議院では野党が委員会への名簿の提出を拒否する審議拒否に出た。
そのため、斎藤十朗参議院議長が野党の了承なく、議長権限で野党から委員を選出する。それでもなお、与野党間の対立が増したため、斎藤議長は比例改選定数において拘束名簿式と非拘束名簿式を半分にする混同案を斡旋案として提案。しかし、この提案には野党ばかりではなく、与党も難色を示した。斎藤は斡旋に失敗したため、議長を辞任。井上裕新議長の下、与党ペースで審議が進み、10月26日に可決成立した。

記録 [編集]

以下では日本の参議院選挙における記録を記載する。

最多得票当選者 [編集]

年別の最多得票当選者
1位2位3位4位5位
192001年舛添要一自民1588262山本香苗公明1287549木庭健太郎公明800563遠山清彦公明794445草川昭三公明699069
202004年浜四津敏子公明1822283弘友和夫公明996188谷合正明公明835983荒木清寛公明816115風間昶公明787886
212007年山本香苗公明1027546木庭健太郎公明706993山本博司公明619837遠山清彦公明612972渡辺孝男公明558197
最多得票当選者
名前選挙年政党得票数
1浜四津敏子2004年公明党1822283
2舛添要一2001年自民党1588262
3山本香苗2001年公明党1287549
4山本香苗2007年公明党1027546
5弘友和夫2004年公明党996188
6谷合正明2004年公明党835983
7荒木清寛2004年公明党816115
8木庭健太郎2001年公明党800563
9遠山清彦2001年公明党794445
10風間昶2001年公明党787886
◎…個人名票だけで当選ラインに達した者

最少得票当選者 [編集]

年別の最少得票当選者
1位2位3位4位5位
192001年当初吉川春子共産26386井上哲士共産32485筆坂秀世共産40571大江康弘自由43801紙智子共産56999
最終小林美恵子共産21246吉川春子共産26386井上哲士共産32485筆坂秀世共産40571大江康弘自由43801
202004年鰐淵洋子公明17173浜田昌良公明33310大門実紀史共産73631仁比聡平共産73662小池晃共産105481
212007年当初山下芳生共産55913山本孝史民主67612大江康弘民主68973室井邦彦民主72544紙智子共産76878
途中平山誠日本11475草川昭三公明38792広野允士民主53051山下芳生共産55913大石尚子民主59718
最少得票当選者
名前選挙年政党得票数
1平山誠2007年日本11475
2鰐淵洋子2004年公明党17173
3小林美恵子2001年共産党21246
4吉川春子2001年共産党26386
5井上哲士2001年共産党32485
6浜田昌良2004年公明党33310
7草川昭三2007年公明党38792
8筆坂秀世2001年共産党40571
9大江康弘2001年自由党43801
10広野允士2007年民主党53051
11山下芳生2007年共産党55913
12紙智子2001年共産党56999
13広野允士2001年自由党59227
14大石尚子2007年民主党59718
15山本孝史2007年民主党67612
※比例上位当選議員の議員辞職による繰り上げ当選

最多得票落選者 [編集]

年別の最多得票落選者
1位2位3位4位5位
192001年当初白川勝彦自由と希望309994青島幸男二院クラブ284788ツルネン・マルテイ民主159920柳沢光美民主158355高見裕一民主151563
最終白川勝彦自由と希望309994青島幸男二院クラブ284788柳沢光美民主158355高見裕一民主151563幸田シャーミン民主139125
202004年当初中村敦夫みどりの会議204712神取忍自民123521菅野哲雄社民118912尾身朝子自民118577日出英輔自民118540
途中中村敦夫みどりの会議204712菅野哲雄社民118912尾身朝子自民118577日出英輔自民118540横内正明自民113968
212007年武見敬三自民186616阿達雅志自民170090藤井基之自民168185松原まなみ自民167593大高衛自民161277
最多得票落選者
名前選挙年政党得票数
1白川勝彦2001年自由と希望309994
2青島幸男2001年二院クラブ284788
3中村敦夫2004年みどりの会議204712
4武見敬三2007年自民党186616
5阿達雅志2007年自民党170090
6藤井基之2007年自民党168185
7松原まなみ2007年自民党167593
8大高衛2007年自民党161277
9上野公成2007年自民党159967
10ツルネン・マルテイ2001年民主党159920
11有田芳生※※2007年新党日本159814
※後に比例上位当選議員の議員辞職によって、繰り上げ当選している。
※※後に比例上位当選議員の議員辞職によって、繰り上げ当選対象となったが、辞退した。

関連項目 [編集]



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